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ケニアの子供たちを応援する、ひとつの取り組みをご紹介します。

先日開催した『Feeling Africa~ケニア日和~』でも展示させて頂いた「モニョン紙幣」について・・・。



栃木県にある「空飛ぶモニョンゴロ村」で生まれた活動です。
村の名前の、「空飛ぶ」には、国境、宗教、イデオロギー、障害など、人間が作った線を飛んで越える、といった思いが込められています。また、「モニョンゴロ」は、キクユ語で「むかで」を指し、どんなに強い人でも、弱い人に合わせないと転んでしまう、むかで競争に因んでこの名がつけられています。
村では、知的しょうがいをもった方のグループホーム、若者自立支援塾、世界中から訪れるボランティアの受け入れなどを行っています。
私達の大切な財産である子供たちの夢や未来を支えたいという村長の思いのもと、村立モニョンゴロ銀行を設立し、活動が始まりました。下記がそのしくみです。

①子ども達に絵を描いてもらう。
私達にとって未来であり、希望そのものである子供たちの絵には、大きな価値がある。子ども達の夢や未来を信用とし、その絵を、紙幣として価値付ける。(モニョン紙幣)
②村立モニョンゴロ銀行で、絵1枚につき100円を、子ども達の所属する施設に寄付し、 絵と交換をする。お金は、現地で子ども達の支援を行う専門家に委ね、子供たちの薬や食事などに使ってもらう。

③モニョン紙幣は、空飛ぶモニョンゴロ村内の経済活動において地域通貨として使われる。

④但し、永久的価値をもつと、貯金が行われ、有効活用されないおそれがあるため、モニョン紙幣は、1年で貨幣価値を失う。
その後は、①~③の過程を繰り返し、活動を続けていく。
 
⑤貨幣的価値は失っても、絵そのものは、所有者にとってかけがえのない財産になる。
 また、20年後には、子ども達の施設で絵の展覧会を行う。
タイムカプセルの役割を担うと同時に、自分の絵を見た彼らが、子どもの頃を思い浮かべ、身近にいる子ども達のために生きてくきっかけとなることを願う。

以上の想いと流れのもと、応援を続けられています。
村長は、大事なことは、モニョン紙幣がいたずらに大きく、強くなることでなく、小さな、モニョン紙幣のようなシステムが、様々な所で出来ることだと、話されました。小さい方が、やさしい関係で在れるから、と。

イベントでモニョンゴ紙幣を展示しましたが、「この絵を買いたい」「是非、譲って欲しい」という方が何名かいらっしゃいました。
子供達が描いた絵は、見ていて気持ちが優しくなり、自然と微笑んでしまうようなものばかりでした。

天使のようなこの子供達の笑顔を守りたいと切に願います。





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